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似ている?ニューヨークワインと日本ワイン

ワイナリー

マスターソムリエに会う

先月、
ニューヨーク州フィンガー・レイクス出身の

クリストファー・ベイツ MS(マスターソムリエ)

氏によるニューヨークワインセミナーに参加してきました。

MSとMW(マスターオブワイン)の違いについて

世界最高峰とされているワインの資格はMSとMWと言われています。

それが

MS(マスターソムリエ)とMW(マスターオブワイン)

名前も似ていますし、資格を取得するのが超難関という点では

この2つの資格の違いをきっちりと説明出来る方は意外に少ないのかもしれません。

そもそもMS(マスターソムリエ)とは何か?

簡単に言うと
ワインやサービスで

「どれだけお客様(相手)を喜ばせられるか」

「困っているお客様を手助けする姿勢」など

MSは、第一はお客様というホスピタリティが最重要視され、

MWは、ワイン産業におけるビジネス的な側面(ワインにかかるコスト)が最重要視されています。

どちらにも共通しているのは

「知識だけでなく、ワイン産業、ワイン業界を発展させること」

セミナーについて

彼はF.L.X.Tableというレストランのエグゼクティブ・シェフでありながら、

ワイナリーのオーナーであり、

ケータリングサービスなどの事業も手がけています。

14歳からレストランで働き始め

世界屈指と言われるコーネル大学のホテル経営学部に進学。

ドイツ・モーゼルやイタリアでワイン造りも経験し、

アメリカに戻った後、ルレ・エ・シャトー加盟ホテルでエグゼクティブ・シェフとジェネラル・マネージャーとして活躍。

2013年、MSを取得後、地元ニューヨーク州に戻り、現在に至る。

シェフ、ソムリエ、経営者と様々な顔を持つ彼の考えは、

それらの人たちが持つ一般的なワインへのアプローチとは異なる側面があり、大変興味深いものでした。

皆さんはこの地区についてどれほどご存知でしょうか。

ニューヨーク州、フィンガーレイクス。

私は、ソムリエ試験のときに勉強したにも関わらず、

ニューヨーク州で造られるワイン産地の一つ」ということくらいしか知りませでした。

ひと昔前は、世界最大の写真用品メーカーの「KODAK コダック」の大きな生産工場があり、デジタルカメラ全盛期の時代は最も栄えていたそうです。

現在は、農場中心の自然に囲まれた田舎町だそう。

こんな感じ?(写真は山梨の勝沼です。)

ニューヨーク州のワインについて

主にニューヨーク州では昔から

アメリカ系品種ヴィティス・ラブルスカでワインが作られていました。

ヴィティス・ラブルスカ?

これは、北アメリカ大陸東部からカナダ南東部に自生する葡萄です。

有名なものを挙げるなら、デラウェアやコンコードなど

スーパーなどで売られている生食用葡萄がこれに属します。

そして、ヴィティス・ヴィニフェラ。

こちらは一般的にワインの醸造用に使われているぶどうの品種になります。

シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

ワインのエチケットなどに書かれているこれらの品種が属します。

他にもヤマブドウなどのヴィティス・コワニティーヴィティス・アムレンシス

などがありますが、上記の2種が主にワイン用になります。

細かい話になってしまいますが、理由は、禁酒法や、害虫フィロキセラ、

・・・こちらも長くなりそうなので省略。

生食用葡萄で作られたワインには

フォクシーフレイバー(簡単に言うとファンタグレープのような香り)

が強かったり、極端に甘口だったりするものがほとんどだったそうで

その時のイメージが先行してしまい、

偏見や先入観を持った消費者にはいまだに多く、敬遠されてしまうこともしばしばなんだとか。

現在の日本ワインにも共通するモノ

この話を聞いたときにまっ先に頭に浮かんだのは日本ワインでした。

一昔前の日本では、

「赤玉ポートワイン」など甘口ワインの大流行や、

生食用の余ったぶどうで造られたお土産ワイン(薄い、水っぽい)など、

ヨーロッパワインとはかけ離れた味のものばかり。

その後、一度は衰退するも
バブルで赤ワインブームが起こり、世間で再びワインが注目されます!

その中心はヨーロッパワイン。

フランス五大シャトー」や「ドンペリ」などが重宝され、

歌舞伎町や銀座のクラブでポンポン開きだしたのがちょうどこの頃と言われています。

その頃に、高級ワインをたくさん飲んできた舌の肥えた消費者に

日本ワインが受け入れられないのも納得できます。

ニューヨーク州のワインについて その2

彼は、現在、以前から植えられていた生食用葡萄品種(コンコードやデラウェア)に加え、ヨーロッパ系葡萄品種の栽培も積極的に行なっています。

ワインと食事のバランスを考え、

料理に寄り添うスタイルのワイン造りを目指しているとのこと。

セミナー中に飲んだリースリングや、カベルネフラン、シラーなどは

しっかりとした酸がありながら、旨味がたっぷりで、今後の熟成のポテンシャルも感じさせる素晴らしいワインでした。

年間生産で1000ケースに満たない小規模ワイナリーであるにも関わらず、

「ニューヨーク州のワインをもっと色んな人に飲んでもらいたい。

少量生産でも世界に挑戦したいんだ!」

という

熱い想いが伝わってくる素晴らしいセミナーでした!

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